【無党派層】自民党以外の勢力には期待できない?

自民党以外の勢力に期待できないという意見について

最近、よく聞くフレーズがあります。

それは、「自民党以外の勢力に期待できない。」
というものです。

「野党は批判ばっかり」「現状で不満がないから与党に入れる」と言う人もいます。

今日はこれに対して、少し物申していければと思います。

自民党政治の功罪

確かに自民党はずっと政権を担当していて、経験豊富な政党な政党です。

安倍元首相の経済政策は好評価が多く、モリカケの問題がこれだけ長続きしているにも関わらず支持率は下がりませんでした。

トランプ大統領との仲など外交面での成果なども評価されています。

漠然と信頼感がありますし、自分としてもこの意見は同意できる部分があります。

だからこそ国民も少なくとも野党よりは信用して政権を任せている訳です。

しかも、自民党は本来野党がくみ取るべき世間にニーズに対して、柔軟に対応しています。

例えば、夫婦別姓であっても結婚を認める考え方、「選択的夫婦別姓」を例に挙げてみましょう。

これに対し自民党はつい数年前は家族の崩壊として「反対」の立場を示していたにも関わらず、国民の夫婦別姓への理解が少しずつ深まるにつれ、どちらとも言えない立場を取るようになりました。

これは、安倍前首相が政権を取り戻した当初と現在の自民党のマニュフェストを比べれば分かることです。

規制緩和もそうですが、自民党には新しい世論の動きを察知して変化する柔軟さがあるのです。

自民党が政界における最大勢力を保持しているのはこの信頼感と柔軟性の賜と言えるでしょう。

しかし、だからと言って国民を網羅的に納得させるには至っていません。

事実、半数の有権者は野党に投票しているのです。

政治が天下りや企業・団体との癒着が起きているのは与党の責任であり、現状でなかなか修復されない問題を解決する。それが野党の真価なのです。

また、政権運営のことを考え、与党が立法した法案のブラッシュアップは野党にしかできません。

野党は支持するか否かの選択肢に入れるべき民主主義を機能させるために必要な存在なのです。

それを踏まえて、我々はどうしたら良いのか。

与党も野党も中立的に判断するための3つのルール

ここまでで「タカジュンは野党支持者だ。」と思われる方もいるかもしれません。

しかし、それは違います。

僕は与党や野党に対しても是々非々です。

僕が言いたいのは野党に入れるのが正しいと言いたいのではなく、中立的に判断すべきという事なのです。

そのために、僕が守るように努めている3つのルールを書きたいと思います。

1・議論されているテーマに対して、どちらか(与党or野党)よりになった場合。もう一度それが正しいかどうか確認する。

僕自身の理念として、銀英伝のヤンウェンリーではありませんが、「”絶対に正しいこと”は存在しない」というのがあります。議論されているテーマに対して、どちらか(与党or野党)よりになった場合。もう一度それが正しいかどうか確認する。

常に自分を疑いましょう。

 

2・政策決定に絶対の成功はないことを前提に自分の意見を組み立てる。

政治に完璧はありません。なので、政治家と政党を比較評価してよりマシな方に投票しなければなりません。

豊洲の移転問題が騒がれたことがありました。

結局移転になりましたが、豊洲は果たして完璧だったでしょうか。

完璧だったとは、豊洲移転に大賛成だった人も断言はできないのでしょう。

「豊洲への移転」「築地への残留」どちらがより良い選択なのか、比較評価できなかったからこそあそこまで問題がもつれたのです。

絶対を求めてはキリがない。比較評価することを考えましょう。

 

3・言い方にとらわれない。

時に乱暴な言葉を使う政治家がいます。

例えば、アメリカトランプ大統領は暴言ばかりでひっきりなしに批判を浴びていますが、彼が大統領選において勝利を納めたと言うのは事実。

単に彼を感情的に批判するのではなく、彼の言葉の裏や目的、打算はないか考えるべきなのではないでしょうか。

 

まとめ

以上、これら3つの考えに私は沿って、意見を組み立てるようにしています。

これを実行することによって、野党に投票するようになるとは思っていません。

むしろ、より与党の合理性に気づくこともあるでしょう。

「自民党以外の勢力に期待できない。」「野党は批判ばっかり」「現状で不満がないから与党に入れる」と言う意見に対し、本当にそうなのか再確認をするべきではないか、と言う提案です。

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