キーワード解説:岸信夫
経歴
生年月日:1959年4月1日
出身校:慶応義塾大学
前職:住友商事
政党・派閥:自民党・細田派
当選回数:参議院議員(1回)、衆議院議員(2回)
所属団体:親台団体である「日華議員懇談会」、創生「日本」
政治家としての役職
2004年 参議院議員選挙で初当選(第20回参議院議員選挙)
2008年 防衛大臣政務官(福田康夫内閣)
2013年 外務副大臣(第二次安倍内閣)
2014年 衆議院に鞍替え
2020年 防衛大臣(菅義偉内閣)
安倍晋三との関係は?
1959年安倍晋太郎・洋子夫婦の三男(安倍晋三の弟)として生まれます。
家系図引用:週刊朝日2018年9月21日号
引用サイト:首相は「ジコチュウの性分」? 安倍vs.石破徹底比較
その後間もなく岸家(岸信介元総理大臣の家系)の岸信和・仲子夫婦に養子として迎えられました。
子供の時はその事実を知らずに育ち、安倍晋三前総理をいとこだと認識していました。
しかし、大学受験時に必要な戸籍謄本を所得したときに発覚し、教えてもらえなかったことにショックを受けたそうです。
岸信夫、安倍晋三2人の実の母である安倍洋子(岸信介元総理大臣の娘)は岸信夫を養子に出すことを迷い、出した後も後悔したと言われています。
引用:現在ビジネス
安倍洋子は安倍家、岸家をつなぐ人物であり、政界のゴッドマザーと言われています。
岸信夫の派閥である清和会(細田派)の夫人をまとめ上げています。
防衛大臣として
2020年9月、菅義偉内閣の防衛大臣に任命されました。
菅政権で選ばれた経緯としては安倍前総理大臣への気遣い、アメリカへの『安倍政権の継承』を示すこと、日米台の連携、の3点を鑑みたからではないかと考えられています。
岸信夫は親台団体である「日華議員懇談会」の幹事長を担っており、今年亡くなった李登輝元総統の葬儀にも参列した、新台議員の代表です。
また、現在の台湾総統である蔡英文氏とも関係を持っています。
このような台湾とのネットワークとアメリカの強烈な中国外しに伴い、岸信夫は防衛大臣に選ばれたのではないかと推測されます。
岸信夫は安倍前総理大臣と同じ細田派の議員であり、創生「日本」に所属しているため、安倍前総理大臣と似ている部分が多くあります。
「未来へつなぐ誇りある国」と題し憲法改正、教育改正を挙げています。
具体的には個性を大切にする現代だからこそ、確固とした国家観・歴史観に基づく独立自尊の精神が必要と考えています。
誇りうる伝統と文化を有する我が国の歴史再認識、教育改正を通し「未来へつなぐ誇りある国」を実現しようと考えているのではないでしょうか。
岸信夫の政策
外交 アジアにおける日本のポジションの明確化、国益を尊重し協調とリーダーシップを示す外交展開
教育 歴史再認識、学力と道徳心のバランスよい向上
行政 地方分権の推進
憲法 憲法改正賛成
防衛 核武装には反対(防衛大臣就任時)
岸信夫は外務副大臣時代(2014年)イランに訪問をしています。
IAEA追加議定書の迅速な批准・厳格な実施等につき,イランの積極的な取組を求めました。
実際に2015年イランは核合意を締結しています。
またバイデン米副大統領(当時)来日の際、お出迎えとお見送りを岸信夫外務副大臣が行いました。
最後に
菅義偉内閣の防衛大臣に就任した岸信夫氏をご紹介しました。
台湾との関係など、緊迫する世界情勢の中でどのように存在感を示していくのでしょうか。
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