おはようございます!
限界大学生投資家です。
いつかはあるだろうと思っていましたが、ついにバイデン大統領がウクライナに訪問しましたね。
ウクライナ疲れとかも言われていましたが、新冷戦の対立軸が加熱することはあっても収まることはなさそうです。
今日のメニューはこちら、
- 2/21(金)の植田氏所信表明演説について
- 【米】低所得者層が金利上昇とインフレの挟み撃ち
- 【米】ノーランディングの可能性について
- 【米】利上げ打ち止め後の景気後退について
- 今日の予定
2/21(金)の植田氏所信表明演説について
日本はインフレの影響が弱く、インフレ率の上昇もほとんどの理由がコストプッシュインフレであることからインフレは今後収まっていく事が予想される。
そうなれば、金利は触らず、国債市場の歪みを抑えるためにYCC変動幅拡大or撤廃に止まるのがメインシナリオだろう。
ただし、YCCを触る事を示唆すれば、金利が上昇してしまうことになる。金曜日の所信表明演説は刺激的な発言は控えるのではないだろうか。つまり、市場はハト派と捉えて、円安になる。
【米】低所得者層が金利上昇とインフレの挟み撃ち
アメリカの利上げによってカードローンの金利が上昇、30%にのぼる事もあるそうだ。
今朝のモーサテでは収入の3分の1をローンの返済に充てる生活困窮者が紹介されていた。
30%は日本ではありえない金利だが、少なからず日本でも同じ状況がくる事が予想される。
投資家は、アメリカの低所得者層の家計の冷え込みやカードローン業者の利幅増大について考慮に入れる必要がある。
【米】ノーランディングの可能性について
今までの市場は、
利上げ→利下げ(株高)→景気後退(株高)
のハードランディングと
これを緩やかにしたソフトランディングの2パターンを予想していた。
2月のCPIは石油の価格下落や住居費下落などの指標が出ており、下落の見通しがある。インフレ沈静化の指標だ。
しかし、小売売上高の上昇により、利上げ幅の拡大が見込める失業率3.4%で、社会保障給付金の大幅上昇から推察されるアメリカ国民の所得増加がこれを後押ししている。
これらの結果は景気の好調を示唆するが、そうなれば利上げの持続による景気後退を招くことになる。インフレ沈静化の指標もあれば、インフレを示す指標もあるのだ。
ノーランディングは、この好調な経済指標により利上げしても景気後退を受ける事がないという見通しだ。
ただし、利上げの影響は時間差があり、歴史的に利上げの1年半後には必ず失業率は上昇し個人消費が落ち込んでいる。利上げをノーランディングで済ませるのは非常に難しい。
【米】利上げ打ち止め後の景気後退について
メインの予想としては、現在の株安は利上げの打ち止めの5〜6月までで終了し、その時点から利下げを見込み株価上昇。
その後は失業率上昇による景気後退を見越した株安になるが、今回は元々の景気が好調な上、インフレも外圧による部分が大きいのでそこまでの株安にならないと思われる。
この流れは日本の株式市場にも反映される。
最終的なアメリカの景気後退を考えるとリスクのある買い方は禁物だが、消極的になりすぎると機会損失になる可能性がある。
今日の予定
17:15 仏PMI(購買担当者景気指数)
17:30 独PMII(購買担当者景気指数)
18:00 EUPMII(購買担当者景気指数)
18:00 露プーチン大統領年次教書演説
18:30 英PMII(購買担当者景気指数)
23:45 米PMI
24:00 米中古住宅販売件数