おはようございます!
3/3日(金)朝8:10分、「社会科WEB」経済面担当記者のジュンです。今日も投資や経済を知るのに役立つニュースを解説していきます。
米露の外相同士が対面接触、新STARTの再考を要請しました。重要なニュースであることに間違いはないですが、既定路線なので進展があるニュースではないでしょう。本日の記事では取り上げません。
今日のメニューはこちら、
- 利上げ幅拡大織り込み進み、パウエル議長発言待ち
- 東京区部のCPI、8:30発表
- 中国の景況感改善により、日米の株価をした支え
- ゆうちょ銀行のPO 買いなのか
- 今日の予定
利上げ幅拡大織り込み進み、パウエル議長発言待ち
ミネアポリス連銀総裁の論文公表とボスティック総裁の「政策金利を5~5.25%に引き上げ、2024年も維持」との発言から、よりポイントが高い利上げの折り込みが進んでいる。
今までの見通しでは3回の利上げで済む見通しだったが、Fedウォッチによれば7月まで4回の利上げが織り込み始めているとしている。
3月FOMCの0.5ポイント利上げの確率も3割強となっている。
ISMも高止まりしており、年末利下げ期待は後退したと言える。
パウエル議長が「3/7 24時」と「3/8 24時」に上院・下院に登壇するため、利上げの織り込みという意味でも、為替と株式相場を大きく左右することになるだろう。
東京区部のCPI、8:30発表
東京区部のCPIが8:30に発表される。
全国の先行指標として注目されるが、これが市場予想通り下落すればさらなる円安圧力となる。
賃金上昇の見通しという意味では有効求人倍率にも注目したい。
中国の景況感改善により、日米の株価をした支え
脱ゼロコロナ渦の中国の景気が改善している。需要の戻りにより、中国経済が上向きになりつつある。
こういった背景から、中国輸出をしている企業の株価の堅調さが日米の株価を下支えしている。
ゆうちょ銀行のPO 買いなのか
ゆうちょ銀行のPO(株式売り出し)が決定した。
SBI証券では3/7(火)から受付開始となっている。
経営効率性には得意性はないが、3大メガバンクと比較してもトップの預金額を持ち、これからリスク資産に投資をして利回りを出そうとしている背景から考えれば投資冥利を感じる銘柄ではある。
ゆうちょ銀行が法人融資ができない点は注意したいが、逆にこれが緩和されればゆうちょの株は跳ね上がる。
マイナスポイントとして、ゆうちょ銀行は公的要素が強いので利益を上げようという意識が弱いところにある。要するに、人材面の問題だ。
経営改善をドラスティックにしていこうという意識がどこまであるのかは疑問が残る。近年も売上は横ばいだ。
結論として、買うこと自体はありだが、既にポートフォリオの一部が銀行株になっている投資家が買うほどの局面では無いように思う。
今日の予定
8:30_東京区部CPI
10:45_中国サービス業PMI
18:00_EU卸売物価指数
24:00_米ISM非製造業景況指数
25:00_米ローガン:ダラス連銀総裁発言
26:00_米ウォラーFRB理事発言
29:00_米ボウマンFRB理事発言