グローバル社会へ
グローバル人材とは
グローバル人材の定義について、文部科学省の資料から引用します。
グローバル化が進展している世界の中で、主体的に物事を考え、多様なバックグラウンドをもつ同僚、取引先、顧客等に自分の考えを分かりやすく伝え、文化的・歴史的なバックグラウンドに由来する価値観や特性の差異を乗り越えて、相手の立場に立って互いを理解し、更にはそうした差異からそれぞれの強みを引き出して活用し、相乗効果を生み出して、新しい価値を生み出すことができる人材。
世界的な競争と共生が進む現代社会において、日本人としてのアイデンティティを持ちながら、広い視野に立って培われる教養と専門性、異なる言語、文化、価値を乗り越えて関係を構築するためのコミュニケーション能力と協調性、新しい価値を創造する能力、次世代までも視野に入れた社会貢献の意識などを持った人間。
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/047/siryo/__icsFiles/afieldfile/2012/02/14/1316067_01.pdf
簡単に言えば、外国語言語をマスターし、他国と交渉でき、新しい価値を想像できる人材のことです。
国の違いによるミスコミュニケーションが原因でさまざまな課題や不利益が生じてしまうと、ビジネスは難航してしまいます。
海外事業の展開を成功させるにあたって、優秀なグローバル人材の有無は大きなカギとなります。
日本の英語力は?
TOEFLは、その名称の通り非英語圏の出身者のみを対象としており、英語圏の高等教育機関が入学希望者の外国語としての英語力を判定する際に用いる。
英語圏の大学へ留学・研究を希望する者を主な対象とした英語能力を測定するテストであり、英語による高等教育に適う能力の判定が目的である。(wikiより)
日本の順位は、世界では163ヵ国中135位、アジアでは30ヵ国中27位に位置しています。
先進国でありながら、なかなか英語が話せる人がいないのが現状です。
グローバル人材になるには
グローバル人材育成推進会議では、グローバル人材として必要な要素を具体的に定義しています。
- 語学力・コミュニケーション能力
- 主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感
- 異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティ
グローバル人材とは資格ではないので、「私はグローバル人材です」と主張するにはそれなりの根拠が必要になります。
また、人や企業によって求めるグローバル人材像は違いがあります。
適材適所で活躍できる場所を探しましょう。
まとめ
これから日本にとって、グローバル人材の育成は国家レベルの課題です。
高校生から育成が始まるようになるので、これからの高校生はグローバルを意識するようになります。
グローバリズムには賛否両論ありますが、言語の獲得はコミュニケーションツールを増やすことに繋がります。積極的に獲得していきたいですね。