飛ばしま扇子とは?コロナ・飛沫感染対策グッズの普及活動をインタビュー!

コロナ・飛沫感染対策グッズの「飛ばしま扇子」普及活動をインタビュー!

飲食店でのコロナ感染が問題となっています。

食事の際は、3密を防ぎづらいのが現状です。大声での会話等によって感染リスクが高まります。

度々飲食店でのクラスターが発生しては報じられる為、皆さんもよくご存知だと思います。

自粛期間中はもとより、現在でも時短、席数を減らしての営業などを強いられる店舗は多く、依然厳しい状況にあります

今回はそんな飲食店での飛沫感染を防ぐ為のアイテム「飛ばしま扇子」の普及活動を行う大学生、大川さんに取材を敢行。

飛ばしま扇子のメリット、活動にあたっての思いを伺いました!

「飛ばしま扇子」大川さん

インタビュアー・Policy編集部
momotaうの

飛ばしま扇子とは一体?


momota そもそも、飛ばしま扇子とはどういったものなのでしょうか。

大川さん 港区の感染症コンサルタントの堀さんが、食事中の飛沫感染を防ぐために扇子を使うのはどうかと提案されたところから始まります。そもそも飲食店でコロナが広がる理由として、食事中の会話による唾や、その飛沫による感染があります。しかし食事中だと皆さんマスクを外してしまうので飛沫を防げません。

そこで、会話中に一時的に扇子を使うのが良いのではないかという考えから飛ばしま扇子は生まれました。飛ばしま扇子は千葉県市川市の有志の印刷会社で作られています。これを市民が自発的な活動として、印刷所から請け負って広めています。

一枚の紙を、折りたたみ、扇子の形にして使用する。

 

そしてこの扇子は飲食店の皆様に無料でお配りしています。無料でお客様に使ってもらい、飲食店内での飛沫感染を出さないことを目標にしています。最終的には感染者ゼロを目指しています。

mo 飲食店でマスクをするのは難しかったり、面倒だったりすると思うので、扇子で口元を覆うというアイディアは凄いですね!

大川 一時的に紙扇子で口を覆うほうが、食事用マスクなどをするより実用性は高いのかなと思います。

mo 抗菌素材で出来ていると伺いました。一枚の紙を折りたたんで扇子の形にして使うんですか?

大川 置かせて頂いている飲食店によって対応が違いまして。自分が置かせて頂いている飲食店に関しては、事前に折って、すぐ使えるような形にはしています。
やはり紙のまま、お客様に「折って下さい」と言っても、折るのが面倒くさかったして使っていただけないことが多いので。
自分はお店側にお渡しして(折りたたんだ状態で)直接お客様に使って頂けるようにはしていますが、お店によっては折らずに紙のままお渡ししていることもあります。

mo なるほど。それでも尚手軽だと感じます。かさばらないし。

大川 そうですね。置いているところでは、使用済の扇子をお店側が回収して頂いています。衛生面的にもコスト的にも、来店者に負担をかけることはございません。

うの フェイスシールドとの違いはありますか?

大川 実はフェイスシールド使って食事したことあるんですが、フェイスシールドを使ってご飯を下から食べるって難しいですよね!フェイスシールドにご飯が付いちゃったりとか。

あとフェイスシールドをつけて人様とお食事をするというのは皆さん抵抗があると思います。
なので、扇子という形で、一時的に隠して食事する方がコミュニケーションがとりやすかったり、ご飯が食べやすかったりはしますね。

mo 扇子で口元を隠すって雅ですよね(笑) 使いたくなります!

大川 僕たちがこういう活動をする前に、京都の扇子屋さんで実際にそういうことをしていて。高級店などでは、その扇子屋さんが使った扇子をお土産として渡していたりしていたみたいです。

うの デザインは今のところこの紫だけですか?

大川 今のところこれだけですね !活動の目的は、扇子を広めるということではなく、飲食店から飛沫によるコロナ感染者を一人も出さないことです。なので、皆さんが自発的にオリジナルの扇子を作ったり、好きな扇子を買って持っていくことに繋がればいいなと思います。
飲食店の復活や、お客さんに安心して飲食店を利用してもらえることが目標です。

mo 最近また感染予防意識が下がりつつあるように感じるので、このような活動自体が意識改革を促す部分はありそうですね!

大川 そこで紙扇子が感染者を抑える一つの手段になればと思います!
最終的には各自で作ってほしいと言っても、やはりコストはかかると思います。なので僕たちが差し上げて、広めていきたいと思います。

mo すごい興味深いですよね。ただ広めるだけではなくて、その先には、利用者の意識を変えたいという思いがあるように感じます。

大川 そうです!皆さんが自分で作ってもらっても良いのですが、やはり、紙などコストがかかるものですので、私たちが、まずは皆さんに負担をかけずに、無料でお配りしていきたいなと思っています。

mo 飲食店だけにお客さんが行くわけではないじゃないですか。飲食店以外への展望もありますか?

大川 発起人の堀さんは飲食店を中心に広めてはいますが、広めてくれる方は独自に広げてもらって良いと仰っています。僕は福祉施設にも広げていこうかなと活動をしていて、保育園などにもお配りしています。

そういった福祉施設、特に教育現場は給食などあるので、飛ばしま扇子は役に立つのではないかと考えています。

mo 福祉施設は大事ですよね。今、大川さんはどれくらいの店舗にお声がけして、どれくらい普及しているんですか?

大川 渋谷に1店舗、市川市に4店舗置かせてもらってます。大学の学食、イタリアン、懐石料理屋など、和食が若干中心ではありますが、ジャンルは縛られずに置かせてもらってます。
僕は学生の身ですので、学生の人たち、若い人にということで広めさせてもらってます。

うの 大川さんはどのあたりで活動されているんですか?

大川 渋谷や市川市です。地元が市川市ですので。

うの 地元の感触としてはどうですか?

大川 うーん。正直良いとは言えません(笑)。受け取ってもらえる方は感触はいいですが、断る方の意見としては、置くことに負担がかかる、捨てることに負担がかかる、営利目的ではないか、販売目的ではないかと思われる飲食店の方が9割方いますね。やっぱり「置くこと」そのものにリスクを感じてしまう方がいらっしゃるので、どのように説明していくか、どのように納得してもらうかが、僕に求められていることかなと思っています。

やっぱり、①置くことのコスト、②お店の雰囲気に合っているか、③捨てることのコストをお店の人たちは考えれていますね。

うの 店舗の方々からどのような声がありますか?

大川 はい。マスクがなくても、飛ばしま扇子を使うことで飛沫防止に繋がるということで、すごい画期的だなと、置かしてもらった店舗の方々には言われます。ただ、ちょっと扇子が小さいかなと言われることがありますが、ちょっと邪魔だったとか、捨てるのにお金がかかった、という声は聞きませんね。

mo 普通の扇子だったらもっとかさばるじゃないですか。紙であればかさばらないですよね。その良さがもっと広がってほしいですね。

大川 そうですね。初めての試みなので、やっとこ今順調に広がってきている段階なんですよね。松本財団という福祉の財団から支援をいただき、10月28日にはテレビの取材もされます。11月号の文芸秋春のほうにも一部言及があるので、社会に浸透しているのかなと思います。来年の夏までには、どのお店にも置かせていただけるような状況を作れるのではないかなと思います。

実際の使用風景。

 

mo 飛ばしま扇子を使うメリットを改めて教えていただけますか?

大川 一番のメリットは飛沫を防ぐことですね。飛沫を防ぐことでコロナを防げますから。サイゼリヤでは「しゃべれる君」というものもありますが、私は飛ばしま扇子の方が使いやすいのではないかと考えています。

折り曲げてお渡しすると、箸置きほどのスペースしかとりませんので、工夫次第ではかさばるデメリットは失くせると思っています。

活動をする理由


うの
 大川さんが活動にかかわったきっかけはありますか?

大川 知り合いの人からなんとか広げたいんだというお話を聞きまして、商工会議所の方ですとか飲食店の方々と協力して、感染防止に力を添えられたらと思ったので、この活動に協力しています。

活動を広める方法として、まずは飛び込みで飲食店の方々にお渡ししています。次に友人にこの活動を伝えて、協力してほしいとお願いしています。最後に、知り合いの大人たち(経営者、政治家)に実際に扇子を渡して広めてほしいとお願いしています。

mo 大人の方々からはどのような反応を得られましたか?

大川 大人たちに対しては、そうですね、その場では好評ですね。実際に広めてくれる方もいますし、そのまま捨ててしまう方もいます。しかし、その場で「いやだよ」と言われることはありませんし、会食の場では使っていただけます。反応としては悪くないんじゃないかなって思っています。

mo ご活動から、熱い思いを感じます!社会を見て、なかなかこういった活動をしている若者は多くはないですよね。なぜ、この活動ができているとご自身で思いますか?

大川 自分自身が飲食店でアルバイトしていたというのが、活動の一つの理由ではありますね。自分のお店が月40万ほどあったんですが、コロナで自粛して月2,3万に激減しました。僕もシフトに全く入れませんでしたし、そういったとこで飲食店の厳しさを実感しました。その経験から、目の前の人を助けたいという思いからこの活動に参加をしています。

うの この活動をしていく中で、この扇子のビジョンであったり展望はありますか?

大川 これは日本全国に置いてもらうというのがビジョンですよね。ワンポイントアイテムの一つとして、この扇子がみんなの中で普及してくれれば良いなと思っています。

うの 大川さんが活動していく中で、地元を見て、どのような思いがあるかお聞きしたいです。

大川 活動する中で、若者は地元を見ていないなあと感じます。なんで扇子を配っているか、なんで飛沫感染を防止しなければいけないのか理解していないんじゃないかと思うんですよね。結局そういった地元の課題とか、社会の課題を理解していないからこそ、若者の選挙の投票率は低いのかなと思います。扇子活動を通して、そういうところがあるのかなと思いました。

さいごに

mo 最後に、私たちはU25の若者に向けて、より政治参加をしてもらいたい、より政治に関心を持ってもらいたいという思いがあるのですが、大川さんから若者に向けて何かメッセージはありますか?

大川 僕の扇子のこともそうなんですけど、まずは小さいことから地域課題、社会課題を見てほしいかなと思います。

僕は飲食店でのお客様の数の減少を見て、どうにかして客足を戻していくのか考えて、こういった活動に協力させてもらっているので、扇子にかかわらず、少しでも地域の課題に協力して欲しいなと思います。

mo・うの ありがとうございました。

https://atomic-temporary-151149301.wpcomstaging.com/2020/10/13/senkyo-wari/

[itemlink post_id=”7870″]

感染者数再増加!最近のイギリスのコロナ事情

最近のイギリスのコロナ事情

感染者再増加の背景

英国では状況が急速に悪化しています。

10月9日の時点で、新規感染者数は13863人で、1ヶ月前の9月1日の1295人と比較すると大幅に増加している事が分かります。

新規死亡者数も9月初旬の3人から1ヶ月後の10月9日には87人までに増加しています。ほんの1ヶ月前までは状況が安定しているように見えていました。

ではこの1ヶ月で何が起こったのでしょうか。

感染拡大の原因

大学がスタートし、学内でクラスター発生

状況がここまで悪化した一つ目の理由は大学が9月末に始まったことです。

多くの大学が学生に「安全な」環境を提供すると言い、学生を大学に戻した結果、学生らは住んでいる地域からこれまであまり影響を受けていなかった大学周辺の地域にコロナウイルスを持ち込んでしまいました。

これが大学内でのクラスターにつながりました。

例えば、ニューカッスル大学の1000人以上の学生が、ノッティンガム大学では1400人以上が陽性になるという結果なったのです。

大学生、特に一年目の学生は大学という場を最大限に活用し、様々な人と会いたいと誰もが思っています。

私もその一人です。しかしこの思いが学生の軽快な行動に繋がって、かえってウイルスを広めているいる場合もあります。

ですが、それだけでコロナの感染拡大の責任を大学生押し付けるのは正しくないと思っています。

生徒らによるコロナの感染拡大は世界中でもう見られており、イギリスでもこれが起こるはもう目に見えていました。

しかし、それを知りながらも政府がそれを防ぐことができずに、感染者数もこの1ヶ月で増えました。

コロナの接触者追跡システムの不具合

感染が増えたもう1つの理由は、コロナの接触者追跡システムの不具合と検査の数が制限されている事によるものです。

5ヶ月前にジョンソン首相「世界で一番いい」接触者追跡システムと検査体制を整えることを誓いました。

しかし現実は首相の発言とは程遠い事は言うまでもありません。接触者追跡システムの技術的エラーにより、9月25日から10月2日までの間にコロナウイルスの検査で陽性となった16000人と接触した人々には連絡が一切ありませんでした。

これは政府が急増しているコロナウイルス検査の需要に対応できなかったと批判されていた時に起こりました。これだけの事が起これば、コロナの感染が広がっていることに驚くイギリス人はほぼいません。

この感染拡大を受け、イギリス政府は冬の間は在宅勤務を奨励、夜10時から朝5時の間に飲食店の閉鎖を命じ、検査の数を増やしました。

また、感染がより高い地域ではナイトクラブの閉鎖など厳しい規則を課せました。

しかし、今の感染状況を受けより厳しい制限を課すことが予想されています。

最後に

このような状況で大学生になることは、私個人にとっては簡単なことではありませんでした。講義もセミナーもオンラインに移り、少し物足りないと感じる反面、オンラインだから便利になったと思う時もあります。

どうやって今の状況を最大限に活かすことができるのかを考えながら、この一年を頑張りたいと思います。

[itemlink post_id=”5319″]

https://atomic-temporary-151149301.wpcomstaging.com/2020/08/10/england/

【オンライン教育】アフターコロナの教育を考える

【オンライン教育】アフターコロナの教育を考える

コロナを機に話題に

今年3月、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため休校措置がとられました。以前から映像授業やオンライン授業などを行っていた学習塾もありましたが、休校措置により、学習塾のみならず、学校教育にもオンライン教育を求める声があがってきました。
しかし現状では、休校期間中に宿題を出してそれをチェックするだけしかできなかったという学校もあったと聞いています。新型コロナウイルス第2波が来ると話題になっている今、オンライン教育について考えます。

オンライン教育の種類①映像授業

東進衛星予備校などで普及した映像授業。オンライン教育の中では、新型コロナ以前から広く取り入れられていました。対面の授業に比べて、一回の収録で多くの人を教えられる、僻地や田舎にも都会の優秀な先生の授業が受けられる、見返したり倍速で見たりということができるという利点があります。
優秀な生徒は自分のペースで進められ、効率的に学習ができるという反面、聞き流してしまう生徒が出てくる、生徒の反応を見ながら授業の内容・ペースを変えるということができない、授業をしてくれる先生に質問できないというデメリットもあります。
映像授業を取り入れる場合は、優秀なチューターをつけるなど、生徒が最適な授業動画を見れるようにする、生徒が聞き流したりしないように様子を見守る人をつけるなどの工夫が必要だと思います。

オンライン教育の種類②ビデオ会議ツールを使った個別指導

最近普及してきているzoomや以前からビデオ通話ツールとして有名であったskypeなどを利用し個別指導を行います。僕の感覚では、新型コロナを機に普及してきたような気がします。大手の家庭教師会社もここ数か月の間に参入してきているようです。対面の個別指導に比べて、帰宅時間を気にしなくてよいから遅い時間にも指導ができる、画面共有やホワイトボード機能を使いこなせれば躍動感のある授業ができる、僻地や田舎にも都会と変わらない水準の指導ができるというメリットがあります。
しかし、対面と比べて生徒との信頼関係が築きにくい、回線の不具合によりフリーズや音声トラブルが起こる可能性があるというデメリットがあります。
僕は、オンライン指導をしていますが、やはり生徒との信頼関係の築きにくさは感じます。しかし、実際に家庭に出張する家庭教師よりも多くの生徒を見れる、ホワイトボードなどの機能により対面の個別指導よりも番所の色分けがしやすいなどのメリットを感じています。

オンライン教育の種類③zoomなどを活用した集団指導

大学の講義などで多く取り入れられているビデオ会議システムを利用した集団指導。家にいながら授業を受けられるため空き時間を有効に使える、ブレイクアウトルームなどを活用し積極的なグループワークを行えるなどの利点があります。しかし、音声トラブルやミュートの解除などにより生徒に発言を求めるときに時間がかかる、回線に不具合がある人には参加しずらい、先生と生徒や生徒同士の距離が遠く感じ信頼関係が築きにくいなどデメリットも多いのが現状です。
僕は実際に大学の講義をzoomなどで受けていますが、正直分かりにくいなと不便に感じることやほかの学生との繋がりを作りにくいということを感じています。

オンライン教育の種類④参考書などの教材を使った自学自習を中心とした学習

近年、「日本初授業をしない塾」のキャッチコピーで知名度をあげている武田塾など、参考書などの教材を使った自学自習を中心とした学習が見直されています。上記のオンライン教育に比べ、比較的費用が掛からないといったメリットがあるほか、家やカフェだけでなく参考書の種類によっては電車の中などどこでも取り組める、自分のペースで取り組める、自分で能動的に取り組まないと範囲が進まないため生徒が主体的に取り組むことを期待できるといった利点もあります。
デメリットとしては、参考書で分からない内容があった場合、それを聞ける環境がないと分からないままになってしまう、未習の範囲に最初に取り組むハードルが高いなどのデメリットがあります。

筆者が考える最善のオンライン教育のあり方

僕は、神戸大学に向けて学習する中で参考書を中心に勉強しました。しかし、決して参考書の力だけで合格したのではなく、一緒に自習に取り組んでくれた仲間の存在や参考書で分からない内容の質問に答えてくださった先生方、学校の授業を聞くことによって身に着けた基礎知識が大きく合格に起因したと思います。
そこで基本的には参考書を中心にしつつも、最初のハードルを下げるための映像授業、分からない参考書の内容を理解するためのオンラインの個別指導を状況に合わせて取り入れる、それらを総合的にプロデュースし、モチベーションや参考書のペースを管理するアドバイザー的な人を一人一人につけるといった形が理想的なのではないかと思います。また、ディベートや理科の実験などはオフラインで行うほうが望ましく、一緒に学習する仲間づくりという点でもオフラインで会う機会にもしたいため、ディベート・理科の実験はオフラインで行うべきだと考えます。さらには、自習やオンライン指導を受けられる空間を町に作っていく(自然にできていく)ということも必要不可欠でしょう。
このように、現状の画一的で非効率的な教育よりも、一人一人の現状に合わせ、住む場所による教育格差が少ない教育を実現するためにアフターコロナの時代にもオンライン教育は取り入れられていくべきです。

[itemlink post_id=”5299″]

https://atomic-temporary-151149301.wpcomstaging.com/2020/08/06/abeno-mask/

再配布!?アベノマスクに効果はあったのか

アベノマスク再配布!?アベノマスクに効果はあったのか

アベノマスクとは?

アベノマスクとは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大にとる全国的なマスク不足を解消するために、全世帯に2枚ずつ布マスクを配布するという政策である。医療関係者に優先的にサージカルマスク(不織布の使い捨てマスク)を回すために、一般家庭では政府は、洗剤で洗って再利用可能な布マスクを使用してほしいということで、2020年4月7日に「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」で閣議決定し、布マスクを配布することを決定した。

アベノマスク異物混入と配布状況の遅れ

厚生労働省はウェブサイトで都道府県別に布マスクの配布状況を公表している。5月8日時点で配布中となっていたのは東京都のみであった。そこから、5月17日までに北海道、愛知、大阪などの12道府県で配布が開始した。5月27日には、全国47都道府県すべてで配布が開始され、閣議決定から2か月以上たった6月15日に、全国でおおむね配布完了となり、6月25日の会見で、菅義偉官房長官は、記者会見で政府による全世帯向けの布マスクの配布が20日までに全て完了したことを明らかにした。
途中、変色や髪の毛、異物混入の報告があり、妊婦向けの先行配布が中断された。最大の受注企業である興和が応じたメディア取材によると、当初は品質を担保するため日本国内での検品を強く希望したが、政府側担当者が「質より量を優先しろ」と断ったと述べている。
そもそも全世帯に布マスクを短期間で配ろうということは現実的に難しく、2か月以上かかってしまったのも仕方ないのではないか。

アベノマスク賛成意見①市場にマスクが出回り、価格が下がる

アベノマスクが配布されることを発表したことにより、流通量を減らし高価格でマスクを売るために企業が抱え込んでいたマスクの在庫が、市場に出回ることになったという意見がある。確かに、アベノマスク配布というメッセージを発信してから、店頭にマスクが並ぶようになったような気がする。マスクが市場に出回るようになり、高騰していたマスクの価格が抑えられるといったにおいては、一定の効果があったのではないかといえる。

アベノマスク賛成意見②マスクの買いだめを抑制する

店頭にマスクが並ぶことが少なくなっているという現状から、マスクを買いだめする人が増えた。この点に関しては、実際にマスクが支給されたのは、市場にマスクが出回るようになってからであり、大きな効果はなかったように個人的には感じる。

アベノマスク賛成意見③国民の安心感

分かりやすく目に見える形での政策であるため、国民に対して政治がきちんとサポートするという姿勢が伝わったり、マスク不足による国民の不安に対応したりということだが、僕の周りでは、マスク配布により、マスク不足が解消したと言っている人はいない。この点に関しては、成功したとは言えないと思う。

アベノマスク反対意見①マスクさえすればいいという間違ったメッセージ

神戸大学岩田健太郎教授によると、科学的なエビデンスに基づかない政策で、布マスクによる実質的効果は期待できないと批判し、むしろマスクさえすれば大丈夫という間違ったメッセージを送りかねないと指摘した。政府が多額な税金を使ってまでマスクを配るということは、マスクをすることでかなり感染拡大が抑えられると多くの国民がとらえ、マスクをすれば外出をしてもよいといった発想になってもおかしくない。この指摘は的を得ているのではないか。

アベノマスク反対意見②マスクの質が悪く使えない(使いたくない)

SNS上では、小さくて耳がこすれていたい、ゴムの長さが左右違う、ゴミや虫が付着しているといった、マスクの品質を疑問視する声が相次いだ。SNSで投稿されていた写真を見ると、確かに使いたくないと思う。それに街中でアベノマスクを使っている人はほとんど見たことがない。アベノマスクに実用性があり、マスクをすることによる感染拡大防止の効果があったとは思えない。

アベノマスク反対意見③届いたころにはマスクが店頭で売っていた

マスクが配布されると閣議決定したころの4月の段階では、マスク不足が深刻であった。しかし、マスクが手元に届く5月末から6月には、ある程度市場にマスクが流通していた。アベノマスク配布というメッセージの影響も大きいという意見もあるが、国民の感覚としてこういった不満が出るのはおかしくない。また、マスクが市場に出回るようになった時に政策を途中でやめるなどのやり方もあったと思う。政府は、マスクが実施にはほとんど使われていないという現状は重く受け止めるべきではないか。

アベノマスク反対意見④税金の無駄遣い

菅官房長官の会見によると、アベノマスクを配布するためには、約260億円かかるとしていた。上記に挙げたように、様々な問題点があるマスクに対してこれほどの税金がかかっているということは、税金の無駄遣いといわれても仕方ない。

アベノマスク追加配布!?

7月30日から、政府が8000枚のマスクを介護施設などを対象に追加配布するということが発表された。すでに店頭でマスクが買えるようになっている現状で追加配布するということの効果があるようには思えない。政府は間違った方針や現状に合わない方針を変更する柔軟性を持つべきなのではないいか。

[itemlink post_id=”5279″]

https://atomic-temporary-151149301.wpcomstaging.com/2020/07/07/tedros/

批判ばかりの「野党」の真相(By 鷹宮 未来)

批判ばかりの『野党』の真相

批判ばかりと言われる野党の実態

 しばしば、「野党って批判ばっかりだよねー」「批判だけしても支持率は挙がらない」「提案せず、批判するのは無責任だよ」というコメントをよく耳にする。確かに、その側面は否めないし、そういうイメージ持つことも致し方ない。
 しかし、賛成しているものはどのくらいあるのか数値化して見てみると、法案の賛成率は高く、内閣提出法案が主な法案になっているものの、野党による議員提出法案も一定数ある。
 法案を出すことを提案と言うのかは判断が難しい所ではありますが、事実として、「批判だけというものではないこと」は間違いない。

コロナ対策、対応は野党の後押しで進んだ一面
 野党のコロナ対策、コロナ禍で影響を受けた者への支援策など
 ・ウイルスPCR検査拡充法案
 ・大学共通テスト英語民間試験、記述式中止法案
 ・介護職員・障害福祉職員処遇改善法案
 ・コロナ困窮学生支援法案
 ・コロナ緊急子ども支援法案
 ・コロナ休業者・失業者支援法案

 この前、友人と話をしていた際に、「安倍さんの10万円もらった?」と尋ねられて、大変驚いた。新型コロナウイルスの影響に考慮し、さまざまな基準日(令和2年4月27日)時点で、住民基本台帳に記録されている者に10万円を給付する「特別定額給付金」(以下、10万円給付)について、「安倍さんの」という枕詞がついていたからだ。私の記憶では、安倍首相はどちらかというと10万円給付には反対で、一律ではなく所得制限などの要件を設けた上での30万円給付を推していた。その後、公明党の山口代表に強く迫られ、しぶしぶ10万給付を容認した形であった。しかし、元々は、立国社会派による提案が3月にあった。それを受け入れずに、流していたのが安倍首相である。
 また、上に挙げたものを含め、野党提案による給付金、支援金、PCR拡充などの生活支援は野党提案によって進んだ側面が強くある。

他国のコロナ対応に負け、駄作しかない日本政府

 日本の国会は、自民公明の連立政権で、おおよそ6割強の議席を持っている。これは、「強行採決」もできる。逆に言うと、野党を無視して何でも与党主導で進められる。
 つまり、これだけの権限を持っているのに結果が残せないのは問題だと言いたい。
 他国では、完全な隔離政策で2か月間、新規感染者もなく、死者0の「ベトナム」、早期の出入国制限で感染が限定的の「ニュージーランド」「オーストラリア」、デジタルツールを最大限活かした「台湾」のように成功した国が目立つ。それらの国に共通することは、政府が強い「権限」を発揮した国です。
 それらにも似た、議席を持つ与党自民公明連立政権の日本はどうでしょうか。
 アベノマスクが日本の政策レベルを象徴とし、困窮する人々に的確な支援が届かないばかりです。また、先程書いたように、日本の政府与党はコロナ対策は「後手に回った」と言われるものしか提案、実行できず、野党が中心で支援策を出し後押ししている。
 そろそろ、政権与党に代わる政権運営をする者を生み出さねばならないのではないか。

最後に

 私は、強い野党を作る必要があると考える。今の政府がこのような政策しか出せないのは、緊張感が足りないからである。
 国会運営含めて今の日本の政治には、競争原理が少ない。もちろん、政治に競争原理はいらないと言う人がおられるのは重々理解するが、少なくてもそれを意識することは必要だ。
 やはり、どの政党も理念があり、それに賛同する議員で構成されるものであるのに異論はないだろう。もちろん、党内議論は上下左右の幅の利いたものにして欲しい。その為、「この人は、この党には相応しくない(排除)」といって片付けるのは、論外だ。
 最後に、私の強い願いでこの記事を締める。議員のしがらみではなく、国民に利することを考え、もっと広く先を見た構想を立ててほしい。いち早く一つになれ。

https://atomic-temporary-151149301.wpcomstaging.com/2020/07/01/constitutional-democratic-party/