がん細胞は、通常の細胞が変異し体内を攻撃するものをいいます。三大疾病と言われ多くの人が患っています。がん治療には保険が適用され、3割の自己負担で済みますが、時間とお金が多くかかります。
キーワード解説:がん治療
三大疾患!がんを知る
がんって何?
身体を構成している細胞は、「分裂」と「増殖」を繰り返し、寿命を迎えます。
通常であれば細胞が老化や欠損などで死滅するとき、新しい細胞がそれに置き換わります。
しかしながら、遺伝子に変異が生じ、常に細胞分裂を起こして増殖していきます。
がん細胞には寿命がなく、常に増殖を繰り返すため、常に栄養を必要とします。
こうして体内を攻撃するのが「がん」です。
がん治療にかかる費用って?
実際のがん治療にいくらくらいかかるのでしょうか?
健康保険が適用されると、3割が自己負担になりますが、大体の目安を見ていきましょう。
手術をした場合
がんが小さい内の早期の手術であれば、その分費用が抑えられます。
費用は手術部位やその内容、どのような手法で行うかによってかなり開きがあります。
たとえば胃がんの手術の例で30万円前後、胃の一部を切除するような大がかりなものでは130万円程度です。
化学療法の場合
抗がん剤やホルモン剤を使用した治療です。
基本的に化学療法が一般ですが、化学療法で行う場合が体の負担が大きいです。
費用は100万円ほどになります。
放射線治療の場合
がんに向けて放射線を照射し、がん細胞を破壊しようとする治療です。
放射線治療は体の負担は小さいですが、小さながんに用いることが一般的です。
費用としてはおおよそ60万程度になります。
先進医療
先進治療については保険が適用されないため高額です。
数百万から数千万円以上までピンキリです。
時間とお金がかかるがん治療
がん治療が高額なのはさることながら、多くの時間も費やされます。
手術であれば2、3週間の入院が必要ですし、化学療法は1カ月・2カ月単位で行われます。
がん治療に時間がかかり出費が大きくなると同時に、仕事ができず収入も削られてしまいます。
がんは誰が患うかわかりませんのでしっかりとした備えをしておきましょう。
まとめ
高齢化社会に入っている日本では、がんは三大疾病と言われるほど多くの人が患います。
がんは最早国民病と言っていいかもしれません。
自分や身内、近い人ががんを患う可能性はとても高いのです。
そのためにがんに対する備え・知識をしっかりと持っておきましょう!