教育実習で見た「若者」と「政治」の現在地(By Keita)

教育実習で見た「若者」と「政治」

私事ですが先日、公立高校に教育実習に行ってきました。

私の免許は地理・歴史科と公民科なので、実習校では現代社会を教えました。担当した部分は「地方自治」と「選挙制度」!

今回は教育実習で見た、若者の政治や時事問題に対しての関心についてお話ししたいと思います。

地方自治から見えた「若者」と「政治」

まず、私の教えた地方自治の部分では、住民自治に基づいて認められている権利として、「イニシアティブ(住民発案)」「リコール(解職請求)」「レファレンダム(住民投票)」の3つが重要語句として出てきます。

そして、実習先の学校の現代社会の授業では、毎授業、最初に最近見た気になるニュースを発表することになっています。現代社会という教科は、教科書で学んでいることが、まさに今現在進行形で、実際の現実で起こっており、生徒自身の生活と切り離すことのできない教科だと私は思っています。

前置きが長くなりましたが、レファレンダム(住民投票)という語句が出てきた際、ニュースのチェックを課題にしていることもあり、私はひとつの質問を生徒にしました。

「現在(10月15日)、日本でレファレンダム(住民投票)が行われているのを知っている人?」

高校1、2年生、計6クラスでこの質問をしましたが、答えられた生徒は1人だけ。
「大阪都構想という言葉を知っている人?」
と質問を変えても、手を挙げた生徒は10人もいませんでした。

これが現在の「若者」と「政治」の間にある距離です。

もちろん、分かっていたけれど手を挙げなかった生徒もいると思いますし、15~17歳の生徒なので選挙権はありません。しかし、この240分の1(40人学級×6)という数字が、現在の若者、高校生の政治や社会への関心度なのです。(学校の学力レベルは偏差値50よりやや上の中堅校です。)

「若者」と「政治」の間にあるもの

ではなぜ、毎日ニュースで取り上げられている「大阪都構想」という政治的キーワードを大多数の生徒は知らなかったのでしょうか?「若者」と「政治」の間にあるものはなんなのでしょうか?

9月、N高等学校が設立したN高政治部の授業に登壇した麻生太郎副総理は、「若者が政治に関心がないことは、悪いことではない」、「それだけ日本で平和に暮らしているということだ」として、自らが政情不安のアフリカにすんでいた経験から、アフガニスタンなど戦闘が続き、命の危険がある中では政治に関心を持たざるを得ない、政治を気にしなくても安心して暮らしていけるという意味では「政治に関心が無くても平和に生きられる国にいる方がよっぽど良い」述べました。

つまり、関係がないから関心がないのです。

もっと言うと、関係があることを知らないから関心がないのです。

例えば、学校の周りの道が狭くて危ない、また街灯がないので夜になると暗くて危ない。
駅前に勉強する場所が少ないなど、若者の身近にも問題はあるはずです。
しかし、それを政治によって変えられることを知らない、これで仕方がないと受容してしまっているのです。

「若者」と「政治」を近づけるために行われていること

現在、主権者教育として、「私たちが拓く日本の未来」という、総務省と文部科学省が作成した副教材が全国すべての高校生に配布されています。

しかし、私たちと政治がどのように関係しているかの記述は少なく、選挙や政治の仕組みの解説がほとんどであることもさることながら、「フリガナ」がないのです。

選挙には4つの原則があります。そのうちの1つが財産や性別に関係なく選挙権が与えられる「普通選挙」という原則であり、もう1つが人種、性別、社会的身分、門地、教育などによって差別してはならず、一人一票を平等に扱うという「平等選挙」という原則です。つまり、勉強が得意でない生徒も、もちろん主権者なり、この副教材を使うのです。かなり細かく初歩的なところですが、主権者を育てるうえで、いかがなものかと思います。

最後に

私はこの現状に非常に驚いたとともに、危機感を覚えました

「大阪都構想」という言葉の内容は知らなくても言葉くらいは知っているものだと思っていました。

若者の政治参画を促す。これは私たちpolicyが目指していることです。

同じ若者である私たちが、政治の記事を届けることで、政治を身近に感じてもらい、若者の政治参画を促す。自分たちが生きる未来の社会は自分たちで創る。

「若者」と「政治」の距離を少しでも近づけられるよう、アクションを起こしていきたいと、今回強く思いました。

注記)地方公務員法36条および教育公務員特例法18条、公職選挙法第137条を順守し授業を行っております。また、大阪都構想は最新図説現社(浜島書店)にも記載されています。

https://atomic-temporary-151149301.wpcomstaging.com/2020/09/16/makeschool/

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学生と政治のかかわり方〜政治にかかわり始めて感じたこと〜

学生と政治のかかわり方〜政治にかかわり始めて感じたこと〜

自分が政党学生部に入ったきっかけ

僕は、受験勉強を通して、学校教育の非効率なところや教育現場の中で生徒のためになってないことが多いと感じました。
その当初は、学校の教員の実力不足であったり、一般的な感覚を持っていなかったりが大きな原因だと思っていました。

学校教育について調べていくうちに、実際には学校の先生には、あまり権限がなく、上司の先生のいうことを聞くしかない状態や教育委員会や教育委員会事務局の意向に従わざるを得ないという現状があることを知りました。
そのためには、現場からの改革だけでなく、政治からの改革も必要で、両方面からの改革が必要だと感じ、政治に興味を持ちました。

しかし、僕はまったく政治に詳しくなく、支持政党もないという状態でした。
どこか政治の勉強ができる環境を探していたところ、各政党に学生部というものがあることを知りました。政党学生部に入ることにはためらいがありましたが、何党かの説明会を聞いていく中で、学生部員の政治に関する知識の多さを感じ、政治について学ぶには、このような組織に入るのが一番早いのではないかと思いました。
そして、一番活動的なところに入ろうと決めました。

入った時には別にその政党を支持しているわけでもなく、政治に詳しくなって、支持政党が固まってきたらその政党を応援すればいいかなというぐらいの感覚で入部しました。

学生が支持政党を固めるべきか

学生時代には、支持政党は固めずにいろいろな考えを吸収したほうがいいと思っていました。
だから、政党の学生部に参加することにはためらいがあり、偏った意見しか聞かないままに自分の考えが形成されていってしまうのではないかと思いました。
正直、学生部の活動を通して、盲目的にその政党を信じ込み、ほかの意見を持っている人に対して排他的になってしまう可能性も感じました。

僕のようにもともと政治に関心がなかったり、政治に詳しくなかった人からしたら、引いてしまうようなことも多々あります。
学生が政党を支持することはいいことであるとは思いますが、その政党や応援する議員さんに対して、盲目的に応援するのではなく批判的な視点を持って、幅広い意見を取り入れようとする姿勢が大切だと思います。
自分もそのような姿勢を忘れないようにしたいです。

政治活動に参加して

学生部を通して知り合った人に動いてもらい、先日初めて政治活動に参加しました。
ポスティング・ビラ配り・ポスター貼りの交渉・街宣車でのカラスをさせていただいたり、様々なことを経験させていただ来ました。
普通に生活をしていたら、経験することはなかったようなことを経験できました。

政治活動をしてみると一つ一つの活動に一生懸命になっている人たちがいるということにあらためて気づきました。
一つのビラをもらってもらうまでにも何人の人に声をかけているのか、ひとりの政治家が活動するために何人の人がボランティアに入っているかなど実際に経験してみないと分からないこともたくさんあります。

学生のうちに一回は政治活動・選挙活動に参加するべきだと思います。

政治に興味を持つまでは、街宣車の音とかうるさいなと思っていましたし、戸別訪問とかしてくるのうざいなって思っていました。

そのような政治に興味関心がない人の感覚を忘れてはいけないと思います。
例えば、ポスター貼りの交渉の時に、相手が断っているのに無理やり貼らせてもらおうとすることは、その候補者だけでなく、政治全体への嫌悪感を増長してしまいます。
学生だから仕方ないと理解のある政治家さんからは思ってもらえるかもしれませんが、ほかの学生や政治に興味のない人からしたら政治に対する距離感を覚えてしまうことはあると思うので、学生が選挙に没頭することはあまりよくないのかもしれません。

学生と政治のかかわり方は考え続けなければならない

学生が政治に関心を持って、活動することは素晴らしいことであることは否定しようがありません。
しかし、ただ盲目的に政治活動に邁進していくだけでは、学生の政治に興味関心を持ってもらおうということの妨げになったり、若者の政治離れを促進したり、偏った意見に固執したりしてしまいます。

政治に関心のない層の感覚を持とうとすること、違う意見に耳を傾けることは忘れてはならないでしょう。

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何故日本の若者は政治に興味を持たないのか

何故日本の若者は政治に興味を持たないのか

私も最近まで日本の政治に興味がなかった

よく日本では若者の選挙での投票率が他の国と比べて低いと言われています。主な理由としては、若者が政治に興味が無いことが挙げられています。では何故このような事態になったのか、最近まで日本の政治に興味がなかった私がその理由とそれに対して考える事を書いてみました。

政治は自分の生活に大きな影響を与えない

個人的にはこの気持ちは理解できます。やはり、日本みたいな平和な国だと首相や与党が変わったとしても戦争などが起こる可能性は非常に低いですし、別に政治に参加しなくても日本が劇的に変わる可能性も低いと思います。ですが、消費税が10%に上がったり、職場での人手不足、少子高齢化が進んでいる事などは誰もの生活に影響を与えると思います。また、今流行っているコロナウイルス対策に政治は影響しています。コロナウイルスの影響で収入が減った人は沢山いると思いますが、国や県から十分な支援を受けられましたか?政府のコロナウイルスの対応に満足していますか?コロナウイルスの流行は政治や政策がどれくらい人々の生活に影響を与える事ができるのかを実感する機会だったと思います。ですが、政治家は本来国民の代表です。選挙で投票する事は、自分の意見を表明する事でもあります。「現在の政治が自分の生活に大きな影響を与えないから、政治に興味を持たなくていい」と考えるのではなく、今の自分の生活に更によくする為に政治に参加したり、選挙で投票してみてはどうですか?将来、損や後悔しない為にも。

私の経験

2015年難民危機に対してメルケル首相は難民を受け入れる姿勢を明らかにし、その年だけで100万人の難民がドイツに到着しました。近くの町の建物は避難所になり、当時ドイツに住んでいた私は難民をよく見かけるようになりました。このメルケル首相の決断は人々の生活に大きな影響を与えました。私も政治は他人事ではないと痛感し、以後政治に興味を持つようになりました。このように身近に起きた事をきっかけに政治に興味を持つのはとてもいいと思います。

日本の政党がややこしい

これも理解できます。実際に日本の政党は解党と結党を頻繁に繰り返すので、政党の名前や代表の名前、そして政策などを一々覚えるのがめんどくさいと思うのは自然だと思います。実際に今の政党を見ると、野党の立憲、国民民主、日本維新、れいわ、N国はこの5年でできた比較的新しい政党です。このように日本の政党をややこしくしたのは政治家である一方で、有権者の私達に政治や政策に興味をもってもらう為に結党した政党もいると思います。ですから、今の私達にできることは少しずつ新しい政党について調べる事です。新しい政党だからといって、政策が立派では無いという事でも無いし、政治家としての経験が無いという事でもありません。もしかしたら、新しい政党だからこそ価値観が合う政党が見つかるかもしれません。日本の政党が色々ややこしい事は理解できますが、我々有権者の為を思って解党や結党している政党はいるので、少しずつ政党の政策などについて調べる事で選挙での選択肢が増えるので必ず自分の為になります。

私の経験

私は今まで、日本、アメリカ、ドイツ、イギリスに住んでいて各国の政治情勢などを把握していますが、政党の解党と結党が頻度は日本が断トツに多いです。個人的には何故日本ではこんな頻繁に解党や結党をする理由は分かりませんが、正直に言えば覚えるのが色々ややこしくなるので出来るだけ解党と結党を頻繁に繰り返して欲しく無いです。ですが、恐らく自民党と同じぐらいの力を持つ政党が現れるまでは起こり続けると個人的に予想しています。

政治不信

最近では河井前法相夫妻が参議院選挙で地方議員などにお金を払い、買収した疑いで逮捕されましたが、これまで政府に関する疑惑は沢山あります(桜を見る会、森友・加計問題、IR汚職事件など)。「政治家のスキャンダルが度々起こるから、政治不信になる」と思うのは理解できますが、これまで疑惑がある度に少数の人しか声を挙げなかったから、何にも変わりませんでした。ですが、大勢の人が声を挙げれば変化が起こることが可能だと「#検察庁法改正案に抗議します」のハッシュタグで証明されたと思います。次からは政治不信になる前に、あなたの不満を伝えてみませんか?何か変わる可能性があるかもしれないので。

私の経験

海外では政治家のスキャンダルがある度、不満に思う人は必ず抗議しています。デモに参加したり、請願書に署名したり、様々な方法で自分の不満を表します。また、「何事もやってみなければ分からない」という感覚が海外ではあるので、勝算がない事を諦めがちな日本とは政治に対する大きく態度が違います。今の政治家に対して多少の政治不信はありますが、それに対して何にもしなければ、変化はおきません。だからこそ、私は積極的に自分が思った事をツイッターで発言したり、友達ともそれについて話すようにしています。誰もが思った事を周りから変な目でみられずに訴えれる、そのような社会に日本にもなって欲しいです。

政治は理解しにくい

政治は理解しにくいですが「全て理解していないと政治に参加できない」、という考えは違うと思います。政治は国政だけを指すのではなく、町政、県政など身近な政治もあるので、誰でも参加しやすいと思います。ですが、政治は変わりやすいものであり、「理解するのが難しい」と思うのは分からなくはありません。ですが、政治を理解しようと努力しない限り、政治を理解することはできません。「政治の事が分からないから、政治に参加しない」と決め付ける前に、政治の事を理解するように試みてください。例えば最近ニュースになった政策や政治家の事をヤフーやツイッターで検索してみるなど。このような政治を少しでも理解しようとする姿勢は非常に大切です。政治を全て理解しなくても、いいんです。政治の一部のことに興味を持つだけでも、いいんです。「政治は理解しにくい」と決め付ける前に是非一度政治について調べてみてください。そうすることによって、政治に対する印象は変わるかもしれません。

私の経験

私はドイツに住んでいた頃に難民危機に関心をもち、色々調べていくうちに自然と政治に興味を持ち始めました。政治は理解しにくいところもありますが、わかりやすく解説するメディアや政治家はいるので、政治は理解しにくいとは思いません。海外の友達で政治のことは自ら調べる人が多いので、日本でも将来そうなって欲しいです。

最後に

少し長めの記事になってしまいましたが、一つのことだけでも内容に共感してもらえたなら嬉しいです。近いうちに、どうすれば若者の投票率が上がるのか、という記事を書きたいと思うのでその時も読んでもらえれば幸いです。

https://atomic-temporary-151149301.wpcomstaging.com/2020/07/10/volunteer/