コロナ禍で「自殺」を考える(By タカジュン)
「死にたいなら1人で死ね」という言葉がSNSやワイドショー等で物議を醸したことを覚えていらっしゃるでしょうか。
「電車に飛び込む」「ビルから飛び降りる」これは多くの人に迷惑がかかる(場合によっては巻き込んでしまう)から、死にたいなら他人に迷惑をかけずに1人で死ねば良いということです。
「その通りだ」という声や「自殺を煽る無責任な言葉だ」と論争を呼びました。
以前、個人ブログでもこのことを書きました。
今日は「自殺」について、自分の思ったことをちょっとだけ言いたいと思います。
「失業率」と「自殺者」
厚生労働省のデータによると、2018年の日本における自殺者は20840人です。
1日あたり57.1人、つまり30分に1人以上が自殺していることになります。 人口における自殺率は世界13位です。 (不名誉ながらも自殺大国の1つ、という位置づけになってしまいます)
少し前の話になりますが、線路に飛び込んで自殺する人がワイドショーなどで取り上げられた際、「自殺」についての議論が勃発しました。
中には、「死ぬなら誰にも迷惑をかけずに死ね」という意見もありました。少し前に話題になった「1人で死ね」という発言で賛否両論が別れた出来事です。
失業者が増えると自殺者も増えるというデータもあります。
コロナ禍で経済が低迷する中、会社の倒産なども相次ぎ失業者が増えつつあります。
「コロナ経済」と「自殺」は切ってもきれない関係にあると言っても良いでしょう。
「1人で死ね」は無責任だ
人間って追い詰められると本当に「全て」を壊したくなるんです。
タカジュン自身も、いろんなことが嫌になった時期があります。
そんな時、人間は「全て」を壊してでも自分を向いて欲しいと思うようになる生き物です。
強い自己嫌悪と虚無感の果ての絶望、それでも、「一人で死ね」と”わざわざ”全世界に向けて拡散する必要がありますか?
自分は「1人で死ね」なんていう無責任なこと、絶対に言えません。
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